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~ 審判コラム ~

秋田県野球協会審判部 雄勝支部 佐藤潤

~審判員という目線からみた野球の魅力~

 始めたきっかけとしては多分に漏れず、 息子達が野球スポーツ少年団に入部したことと同時に審判員であった叔父に勧められ資格審査を受けたのがきっかけでした。 曲がりなりにも高校、社会人軟式もやっていた中でルールもある程度解かっているつもりでしたが審判資格をとった後、実戦の中でのプレーに関したことや規則書に目を通すと3割もわかっていないことに気づかされました。

 当時の支部長からはどんどん経験したほうが身につくということも言われましたが、子供たちも学童野球などに所属していたこともあり、バランスを取り両立させることには苦労した記憶があります。

 そして少しずつ経験させて貰うにつれ、何とも言えない癖になる面白さがあることに気付きました。 面白さの対比をTVゲームに例えて申し訳ありませんが、私と同じ年代であればファミコンというTVゲームの『ファミスタ』という野球ゲームでご存じかと思います。 50歳付近(アラフィフ)の方たちであれば小学生時に誰しもやったことがあるでしょう。 当時の野球仲間と大変夢中になりましたが球審位置でゲームをする時の目線です。 ゲームにしろ実際の審判にしろ、キャッチャー後方に立って球筋を見るのは同じですが、TVゲームと違い実際の球では平面的でなく立体的に見てホームベース五角柱部分をボールの一部が通過したかを判定するのです。 これが実際審判をするTVゲームより面白く、そして難しいのです。 塁審においてはアウトセーフの際どいプレーなど様々な部分に一瞬一瞬、癖になる何とも言えない面白さが実際の審判には満載だと気付きました。 ルールの難しさや毎試合反省すべきジャッジ、炎天下で長時間の試合など大変な部分やネガティブなことよりも癖になる面白さの方がまったくもって優っているのでやめられません。

 ここ数年でメジャーリーグではABSシステムや日本のプロ野球でもリクエスト制度など導入され、甲子園でもビデオ検証が今年から導入されました。 その時にベストと思った位置で見ていたにも関わらず死角になってしまう場合もあるようです。 自分も何度かではなく何度も経験があり、プレーに対する位置はこの位置だと決め込んでしまったせいで見事なほどタッチプレーの死角になった場合もあり、ボールやプレーヤーは動いているので柔軟に対応できるようにしなければと未だに試合のたびに反省しています。

 ビデオ検証制度導入については高野連でも誤審による悲劇を防ぐだけでなく、審判員に対する過度な批判を抑制するというコメントがあるようにSNS等から守る方向へ進んでもらいながら、 際どいプレーへの判定する醍醐味や面白さも相まって野球審判員になってみようと思う人が少しずつ増えて仲間が増えればと思っています。

 伝えたいことが沢山あり取りとめのない文章になりましたが最後に、秋田には三浦和幸国際審判員、武藤英之国際審判員など指標となる方々が沢山おられます。 その方々の所作や立ち振る舞いを学ばせてもらい、今後も自身のスキルアップを図りながら野球というスポーツの魅力を審判員という目線から後押しできればと思います。