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~ 審判コラム ~

秋田県野球協会審判部 仙北西支部 佐々木達也

“審判のすゝめ”

審判となったきっかけ
 平成13年度に地元町役場の職員となり、その当時町では平成19年に開催する秋田わか杉国体において軟式野球成年の部の会場となっており準備が進められてました。 そんな中、職場内で「野球の審判資格を取得すれば給与が上がる」という噂があがり、鵜呑みにした私は平成14年に審判資格を取得しました。 取得後すぐ上司に報告しましたが、もちろん昇給することはなく・・・ それでも今日まで審判として活動しております。
 動機は不純だったかもしれませんが、審判になったことで自身も小学校から大学(同好会でしたが)までプレイし様々なことを学ばせてくれた野球を通じて、 今度は自分が子供たちや地域に貢献する一員として活動していると感じています。


WCBF交流戦にて王貞治さんと(大仙市)


城島健司さんとも記念撮影

審判の現状
 審判を始めて10年が過ぎた平成24年より仙北西支部の事務局を仰せつかりました。 当時の支部審判員数は133名、毎週様々な試合への派遣依頼が来ましたが特に苦慮することなく審判員を派遣することが可能でした。 しかし年々脱退者が増え、令和7年度当初は76名と半数ほどになっています。 今では大会が重なってしまうと一人派遣の練習試合すら対応できないことがある始末です。
 ご多分に漏れず、少子高齢化、人口減少に伴うものが要因かと思います。 野球をやる子供が少なくなり、以前はスポ少の親が子供の入団を機に取得し活動する方がいましたが、 今では人員がおらず保護者一人の団の運営に対する負担が大きく審判取得まで考えられないという声も聞きます。 反面500歳野球人口は時勢を反映し増加の一途で、練習試合などの活動も増え諸先輩方の依頼を無碍に断れず対応に追われるのが実情です。


『親審教室』チラシ

仲間を増やすために
 令和7年5月、当支部と大曲支部とでスポーツ少年団の指導者、保護者を対象に“親審教室”を開催しました。勧誘を前面に押し出すのではなく、まずは簡単なジャッジの仕方と、基本的なルールを知ってもらい、練習試合は“親審”で対応してもらい派遣依頼を減らすこと。実際やってみて興味がわいた方は今後の資格取得につながればと企画しました。当日は大仙・美郷地区のスポ少が一堂に会する大会に併せて実施したところ30名ほど参加していただきました。その甲斐あってか、当支部では数年ぶりに新たな審判仲間が入りました。
 仲間を増やすには、“まず試しにやってもらう”、そして“おもしろさ”や“やりがい”を知ってもらうといった活動が必要ではないかと考えます。そのためにまずは自身が“かっこいい”と思ってもらえるような審判になれるようこれからも精進したいと思います。


『親審教室』の様子