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~ 審判コラム ~

 
秋田県野球協会審判部 本荘由利支部 須藤 聖也






 私が野球を始めたのは小学校4年生の時でした。父が野球チームに入っていたこともあり、野球を始める前から、常にボールやグローブ、バットが身近にありました。
 高校2年生の時に、自身のケガと当時由利工業高校監督だった佐藤寿監督の打診をきっかけにプレーイングマネージャーへと転身しました。マネージャーへ転身後、試合形式の練習や紅白戦などで審判を務めるようになりました。また、練習試合では公認審判員の方々と一緒に、クルーを組ませてもらいました。
 そして、高校3年生の時に当時父兄会にいた渡辺浩二審判員と今野浩光審判員の誘いもあり、秋田県野球協会2種公認審判員の資格審査を受験し、審判員としての活動を始めました。
 平成28年からは毎年、各種東北大会の試合に立たせて頂き、また平成29年には福島県で開催された秋季東北地区高校野球大会へ派遣して頂きました。東北大会では各県の審判員との交流もあり、東北各県に数多くので審友が出来ました。平成30年には、母校由利工業高校が選抜高校野球大会へ出場したことで、試合前のトス(メンバー表交換)への立会い、視察をさせて頂きました。その時に、目標でもある甲子園でジャッジをしたいという気持ちがさらに強くなりました。
 本荘由利支部には、TDK野球部のオープン戦への派遣依頼があり、数多く社会人野球・大学野球の高いレベルの試合に立つことが出来ます。審判員として恵まれた環境の中にありますが、速い投球、速い打球、送球に対応するには、やはり基本が大切だなとつくづく実感します。基本に忠実に、そして対応力のある審判員になれるように、これからも努力していきたいと思います。そして、都市対抗野球本大会や甲子園へ派遣して頂けるような審判員へなれるように精進していきます。
 高校野球選手権秋田県大会や各種東北大会となると、開催期間も長くなり、どうしても仕事を休む機会があります。そんな時に、状況を理解してくれる上司や同僚には感謝しています。また、審判活動で休日でも留守にする機会が多いのですが、文句も言わずに見送ってくれる家族(特に妻と娘、息子)にも大変感謝しています。
 ここまで私を成長、指導してくださった部長をはじめ先輩審判員の皆さん、この審判員という道へ導いてくれた渡辺浩二審判員、今野浩光審判員、そして秋田県の野球界へ少しでも恩返しが出来るよう、これからも審判員活動を続けていきたいと思います。
 秋田県では、1年に1回、2種公認審判員資格審査会という形で、資格取得ができます。この審査会はその年の4月2日時点で満17歳以上という条件以外、何も制限はありません。事前に受験申込等も不要で、当日でも受験出来ます。
 審判員という形で球場に立ち、新しい世界で野球を一緒に楽しみませんか?
 そして、秋田県の野球界を一緒に盛り上げていきましょう!!