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Q  楽しかったこと、うれしかったことは?
A  高校野球は予選からテレビ中継があり、そこに出場して、いろんな人たちに自分のプレーを見せることができたことです。試合中は緊張しましたが、歓声を浴びた時や試合後にメッセージをいただいたりした時は、野球をやってきて良かったと思いました。また、試合に出て注目されたいという気持ちが、練習のモチベーションにもなりました。

Q  苦しかったこと、つらかったことは?
A  私は一学年上の先輩たちの代からレギュラーとして出場していましたが、自分たちの代で副キャプテンになり、チームを引っ張る立場にもかかわらず、思うように結果を出すことが出来なかった時はつらかったし、チームの皆に申し訳なかったです。しかし、自分のスイングを撮影した動画を見たり、鏡を見てスイングをしたり形にこだわってやることにより改善することが出来ました。

Q  自分が成長したと感じることは?
A  冬季間の練習では、スイングスピードを早くすることとバットコントロールを良くするために、ティーバッティングやマシンバッティングは全て木製バットを使用して練習を行いました。冬季間の約3ヶ月間、バットを折ることなくやりきった時には成長を感じました。春になってからは打率も上がり、木製バットで練習して良かったと思いました。

Q  感謝していること、感謝している人は?
A. 感謝している人は両親です。私は高校入学時から下宿をしていましたが、お金の面やその他いろいろとサポートしてもらい感謝しています。試合のある日は遠くからわざわざ来てくれて嬉しかったです。将来は何かしら親孝行をして、恩返しをしたいと思っているので期待してください。

Q  座右の銘、好きな言葉は?
A. 「初志貫徹」です。この言葉は、初めに心に決めた志を最後まで貫き通すという意味です。今年は新型コロナウイルスの影響で甲子園大会は無くなりましたが、甲子園に出場するためには秋田県で一番にならなければいけないので、秋田県で一番になり甲子園に出場するという目標は貫き通しました。「初志貫徹」という言葉のおかげで、挫折した時も乗り越えることが出来ました。

Q  これからの目標や夢は?
A  大学で教員の免許を取得し、高校野球の指導者になろうと思っています。選手として叶えることが出来なかった甲子園大会出場を、指導者として達成したいと思います。

Q  一緒に頑張った仲間たちへのメッセージ
A  高校野球生活で一番の思い出は、練習や試合の後に、部室でたわいもない会話をしたり、くだらない事をしたことです。将来お酒を飲めるようになったら、みんなで高校時代の思い出話を語り合いたいと思っているので、これからも変わらずに仲良くしてください。

Q  後輩たちへのメッセージ
A  今年は甲子園大会が無かったのですが、来年は絶対にあると思います。ラスト1回のチャンスをものにできるように、本当に頑張ってほしいと思います。悩んでいることがあれば何でも相談に乗ります。やっと来た自分たちの代を、思い切り楽しんでください。そして、必ず甲子園大会に出場してください。期待しています。

Q  あなたにとって高校野球とは?
A  人生における教科書や参考書のようなものです。チーム全員で「勝利」に向かう協調性や団結力、野球選手としての立ち居振る舞い、人として当たり前のあいさつや礼儀など、たくさんのことを学びました。また、高校野球を通じてたくさんの方々と出会うことができ、人生においてとても価値のある時間でした。

≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫

~ profile ~

伊藤 功馬
大曲中学校出身
秋田工業高校野球部3年