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Q  入部のきっかけは?
A  小さい時から野球が好きで、将来の夢がプロ野球選手でした。中学1年の時に甲子園大会を観ていたら、秋田商業のユニホームを着て活躍している成田翔投手(現千葉ロッテマリーンズ)の姿がありました。その時、僕も秋田商業に入って成田投手のようにエースになり、甲子園に行きたいと思ったのがきっかけです。

Q  楽しかったこと・嬉しかったことは?
A  楽しかったことは、練習が終わって帰る時。疲れて帰る途中にラーメン屋さんがあって、練習の後のラーメンは、いつも以上に美味しくて楽しみでした。
嬉しかったことは、冬のキツイ練習を乗り越えた春先に、太田直監督に褒められた時です。頑張った成果がでて、ピッチングにも自信がつきました。

Q  苦しかったこと・つらかったことは?
A  自分のせいで負けてしまった時や、勝てたのに負けてしまった試合などが苦しかったです。エースはチームの柱でもあり、試合の勝敗の8割を握っているので、練習量を多くこなすことを心掛けてきました。
   つらかったことは、冬の練習で丸太を持ってのランニングです。投手陣で行う練習で、精神力が鍛えられメンタルが強くなりました。

Q  自分が成長したと感じることは?
A  冬の練習を通して、秋よりも身体が大きくなり、それに比例するように球速や投球の質が秋と比べて見違えるほど変わっていました。また、監督から「去年からメンタルもスキルもかなり成長しているぞ。」というお言葉も頂けました。試合を通して球速のアベレージも上がっていたので、前年より成長できたのかなと思っています。まだまだ、もっと成長したいと思っています。

Q  感謝していること・感謝している人は?
A. コロナによる自粛期間、練習ができない中でも指導者の皆さんが一からグランドを整備してくださいました。また、寮のスタッフの皆さんも僕たちのために、いろいろ気遣って接してくださいました。
一番感謝しているのは両親です。日常、当たり前だと思ってご飯を食べたり、お風呂に入ったりしていたことが、そのかげには両親の苦労や応援があることに気づきました。本当に両親には感謝しています。

Q  座右の銘、好きな言葉は?
A. 「逆境こそが覚醒の時」です。この言葉は、横浜DeNAの今永投手の本に書いてありました。試合では、逆境の時や苦しい場面があります。でも逆に考えると、その逆境を乗り越えた先に覚醒する力があると書いてありました。なので、帽子のつばに書いて、試合中いつでも見ることができるようにしています。

Q  これからの目標や夢は?
A  大学に進学し、エースとして活躍し、プロ野球選手になることです。プロの投手として甲子園球場のマウンドに立つことで、チームメイトや監督、両親に恩返しをしたいと思っています。

Q  あなたにとって高校野球とは?
A  時間を忘れることができる時です。チーム全員で何かに向かって取り組み、苦しいこともつらい時もみんなで乗り越え、また強くなる。それは「甲子園」という目標があるから頑張ることが出来ました。何かに夢中になることで様々なことを学ぶことができました。甲子園には出ることができませんでしたが、それ以上に価値があると思います。

Q  監督に一言
A  2年と半年の間、ありがとうございました。入部した時から試合に出させてもらったり、時には厳しくしていただいて、チームも僕自身もすごく成長することができました。野球だけでなく人間性の面にも目を向けるなど、人生においてすごく学ぶことがありました。僕はプロ野球選手を目指します。監督から学んだことを忘れずに、僕の恩師としてプロの世界で投げている姿を観てもらうことが、一番の恩返しだと思っています。
 残りの高校生活もよろしくおねがいします。

≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫

~ profile ~

石川 陸斗
秋田南中学校出身
秋田商業高校野球部3年