20世紀の思い出
野球部あるある
経法大附属高校
(下北手校舎編)
●下級生編 ・入部直後、師匠制度のドラフトにかけられ完全縦社会制度が始まる。 ・靴はアップシューズ、ベルトは野球ベルトのみ使用可。 ・炭酸飲料とアイスクリームを口にできない。 ・毎日、”神様”と”平民”と自分の、3人分の洗濯とスパイク・グローブ磨きがある。 ・毎日、”神様”のマッサージをしなければならない。 ・毎日、ティーバッティング用のボール縫いがある。 ・授業間の休み時間に”特攻”と呼ばれる「パン」や「焼きコロ(焼きそば&コロッケ)」の買い出し指令がある。 ・買い出しに行きたくない部員は教室の中でオーラを全力で消す。 ・変形の制服は禁止。学生帽着用。 ・学食での飲食をしてはいけない。 ・学生鞄ではなく、野球バッグに教科書を入れて登下校しなければならない。 ●寮生編 ・寮は6畳の2人部屋。 ・毎朝、6時30分起床で寮の前での体操が日課。先輩より遅く行くとヤラれる。 ・体操後、3年生の気分次第で「ダービー」と呼ばれる長距離走をやらされる。 ・「ダービー」で抜けるのが遅くなれば、朝飯を食べる気力もなくなる。 ・寮生はテレビや新聞をみることがないので、誰も天気予報を知らない。 ・シーチキンの缶詰と即席ラーメンは必需品。 ・寮の昼食がまずいとき、”神様”から「ラーメン!」の指令がでる。 ・”奴隷”は食堂に設置されているガスコンロで即席ラーメンを作らなければならない。 ・夕食が不人気メニューだと「たいあん特攻」(たいあん弁当)、「ほか弁特攻」(ほっかほっか亭)の買い出し指令がでる。 ・風呂場から「あっちス、あっちス」という熱湯シャワーの餌食となった”奴隷”の悲鳴が聞こえる。 ・”神様”からの指令で深夜のミーティングが開かれるときは、”奴隷”全員、この世の終わりだと思っている。 ・実家に帰られるのは、正月休みの5日間と甲子園帰りの3日間だけ。 ・実家がある大阪までヒッチハイクで逃げた部員がいる。 ・毎週、日曜日の夕食はカレーライスと決まっていた。 ・カレーライスは「クソ」、から揚げは「石ころ」、八宝菜は「ゲロ」と呼ばれていた。 ・彼女との長電話のために、テレホンカードを大人買いする。 ・公衆電話の順番だけは縦社会なし。 ●練習編 ・秋の東北大会が終わると、雪が降るまで「トライアングル」と呼ばれる自衛隊並みにハードなトレーニングが毎日続く。 ・冬期間、室内練習場で無死1塁からどうやって1点を取るかという「バントで1点」の練習が毎日続く。 ・文化祭の日も朝から試合か練習がある。 ・ズル休みのことを「シャミ」と呼ぶ。 ・授業終了から20分後には練習が始まる。 ・雨予報の場合、グラウンドと室内練習場のダブルスタンバイが必要。 ・テスト期間中、練習が短くなることはなく、むしろ強化期間かというくらい長い。 ●そのほか ・授業中に居眠りをしているところを監督に見つかると、練習のときに正座のまま声出しをさせられる。 ・50人以上入った新入部員も、引退の時には20人前後しか残っていない。 ・市内リーグ期間、午後からの県外校との練習試合のためにレギュラー組はスタメンから外される。 ・練習試合は他校のグラウンドでやったことがない。 ・”奴隷”時代のことは今でも思い出したくない。 ※現在はこのような事はありません! 監修:経法大附属高校野球部OB鈴木寿宝監督世代有志 |