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スポーツ心理学から学ぶ
子供たちの育成・指導


      

― 強いチームの指導者に共通すること  ―

「説明をしっかり行う人」、「その都度やってみせる人」など、指導者の性格特性はさまざまであるが、いつも強いチームや選手を育成している指導者は、どんな特徴を持っているのだろうか。
筆者の独断的見解ではあるが、長い期間多くの指導者と接してきた経験をもとに、その共通点を探ってみたところ、以下の5項目が浮き彫りになった。

1.強靭(きょうじん)な忍耐力を持つ 
(周囲から批判や非難をされても、弱音を吐くことなく信念を貫いている)
2.指導に柔軟性がある
(他からの情報を収集し、良い点を積極的に取り入れ自らの指導に役立てている)
3.日常生活面の指導にも重きを置く
(選手の生活態度の向上が、スポーツにも好影響を及ばすという考えを持ち、生活面の指導を厳しく行っている)
4.アイディア(独創性)に富む
(毎日の練習が飽きることにならないよう、内容に工夫を凝らして効果的・効率的なものにしている)
5.乗せ上手・おだて上手
(チームが盛り上がって、力がより大きく発揮できるように、選手をその気にさせ鼓舞している)




優れた指導者といっても、この5項目すべてを兼ね備えているとは限らない。
けれども、5の「乗せ上手・おだて上手」(選手をその気にさせる)の資質については、ほぼ共通して持っているという印象がある。


ノースアジア大名誉教授
伊 藤 護 朗


~ profile ~

伊藤 護朗(いとう ごろう)
秋田経大付高、秋田経法大付高(現 明桜高)の部長、監督として甲子園3回出場
秋田経法大野球部として全日本大学野球選手権大会(神宮)に2回出場
秋田県アマ野球連盟会長を経て2014年4月から秋田県野球協会 会長(現職)
北東北大学野球連盟顧問
ノースアジア大学法学部長、学生部長を歴任
平成8年ノースアジア大学教授就任
著書、論文、学会発表など研究業績多数
秋田市出身 71歳