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~ スポーツ少年団の監督に聞く ~




天王ヴィクトリーズ野球スポーツ少年団(団員数15名)

監督 河村 正悦(かわむら しょうえつ)54歳

下浜中―秋田南高―秋田大
 

Q スポ少の指導歴は?
A 平成18年の秋からなので、今年が11年目です。
息子が最上級生になるのを機に周囲からの要請もあり監督を引き受けました。
当時は「19年秋田国体」の軟式野球のコーチも務め、二束の草鞋で大変でした。

Q 指導するにあたって重要だと思っていることは?
A 野球に関わる時間が少ないので、子供を知る(理解する)ことが一番大変だし、重要だと考えています。
小学生なので、この世代でないと身に付けられないことや、身に付けてほしいことを自分なりに考えて指導しています。
特に、「挨拶」「感謝」「思いやり」については日頃からうるさく指導しています。
自分で意識しているのが、いろんな運動体験をすることで野球に生かせればと思い、取り入れて練習をしています。

Q 試合や練習で工夫をしていることは?
A 練習では、試合に生かせるような練習にしています。
より実戦的に練習することで緊張感や準備、心構えができるようになっていると思います。
練習時間は限られていますので、父兄にも協力してもらって、家庭も含めて野球に関わる時間をつくってもらっています。
それを後からチェックして個々の指導にしています。

Q チームまたは野球界の課題とその対策は?
A 毎年子供たちのカラーは違うので、その年の長所を生かしての「チームづくり」は当然の課題だと思っています。
取り巻く環境では、連盟や協会などでいろんなことをやってもらいながら野球人口の拡大につなげる努力をしていただいています。
それ自体非常にいいことですが、現場では野球に興味をもっても、入りづらい風潮があるようです。
昔は毎日テレビで野球を見られましたし、兄弟も多く、その影響で野球をやった子供も多かったと思います。
昔に比べると、野球環境は厳しくなる一方です。
ティーボールもそうですが、多少ルールを変えたりしながら、サッカーやバスケットなどと違い、道具を使った野球の魅力を積極的に発信していかないといけない時代になったと感じています。

Q 今年の目標は?
A  『全県大会出場』。
昨年は全県大会1回戦で負けたので今年はそれ以上を目指したいですね。
そのために、投手陣を中心とした守備が「カギ」となります。


≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫