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~ スポーツ少年団の監督に聞く ~




仁井田野球スポーツ少年団(団員数28名)

監督 熊谷 剛(くまがい ごう)38歳

御野場中―秋田工高
 

Q スポ少の指導歴は?
A コーチ、監督代行含めて、今年が3年目です。

Q 指導するにあたって重要だと思っていることは?
A 相手があることなので、勝つこともあれば負ける時もあります。
それよりも大切なのは選手たちが野球を通じて人間的に成長するような指導が重要だと思っています。
楽しいことだけではないので、つらいこと、悔しいことなどのいろいろな経験のなかで、人として大切なことを教えていきたいと思っています。
また、中学でも野球を続けてもらえたらうれしいのですが、違う競技に転向した子供についても応援しています。
教え子一人一人、みんなを大切にしています。

Q 試合や練習で工夫をしていることは?
A 試合では“流れ”を注視しています。
どうやってこちらの“流れ”にするかを考えていますね。
タイムをかけて選手と話すときは、選手と“目線の高さを合わせる”ことを心掛けて、できるだけ不安を取り除いてあげられるような言葉をかけるようにしています。
また、肩をもむと筋肉が硬直してしまうので、肩甲骨の辺りを軽く叩いてあげるとリラックス効果があるようです。
練習では、同じトレーニングでもバリエーションを多くし、飽きさせないようにしています。
いろんなこと取り入れるようにしているので、自分も“日々勉強”です。
あとは、選手とのスキンシップも大切なので、コーチ陣も含めて、練習中、練習後に“笑顔でハイタッチ”をするようにしています。

Q チームまたは野球界の課題とその対策は?
A できるだけみんなを試合に出すようにしているので、選手たちの“競争心”が希薄だと感じています。
チーム内の競争はもちろんですが、他チームとの「合同練習会」を実施して、人に負けない“競争心”も植え付けていきたいですね。

Q 今年の目標は?
A 『全県大会出場』ですが、今年の選手たちは集中力と継続力があり、“チームとしての見えない力”を感じていますので、それ以上の楽しみがありますね。


≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫