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~ 育成心 ~




鶴舞野球スポーツ少年団(団員数28名)

監督 上原 隆(うえはら たかし)57歳

本荘南中―本荘高―東北薬科大(準硬式)
 

Q スポ少の指導歴は?
A 今まで鶴舞の監督は親が監督をしていました。
当然、私も子供がいたとき監督を務め、卒団と同時に監督も卒業と思っていましたが、下の学年の父兄から勝てるチームをつくってほしい、との要望を受けたのが始まりで6年目のシーズンを迎えます。

Q 指導するにあたって重要だと思っていることは?
A 野球をやる以前に立派な小学生でいてほしい。
野球部は良いことも、悪いことも目立つので学校生活では模範となる小学生になってほしいし、野球をやるときは、一生懸命打ち込んでほしいというのが願いです。

Q 試合や練習で工夫をしていることは?
A 学童の場合は、これから野球人生のスタートですし、投げ方については特に気をつけて練習しています。
正しい投げ方を身につけられるように、肘の高さや体重移動は重要視しています。
また、冬場の練習においても、体幹トレーニングなど基礎体力の練習に加えて厳しくやらせています。
厳しい練習の中にも競争を取り入れたり、予定を変更して大好きなバッティング練習をしたり、飽きさせないように工夫しています。

Q チームまたは野球界の課題とその対策は?
A やはり野球人口の減少については、問題意識を持っています。
子供の減少もありますが、野球を取り巻く環境の変化もあります。
私たちの子供の時代には、遊びが野球でしたし、テレビもナイター中継があり、野球に接することがたくさんありました。
しかし、現在はそういった事がなくなり、野球離れにつながっていると感じています。
スポ少の子供が幼稚園や保育園へ訪問してティーバッティングを教えたりして、サッカーやバスケットよりも野球に興味を持ってほしいと、地元の監督同士で話していました。
ある程度、野球に対してのボランティア活動は今後、必要不可欠になるのではと思っています。
あとは、今まで野球を一緒にやった仲間も多くいますが、なぜか子供には野球をやらせない親も最近は多く、ぜひ親が野球の楽しさ、野球を始めるきっかけをつくってほしいと願っています。

Q 今年の目標は?
A マック杯と県小学生野球大会への出場が目標です。
昨年はマック杯の準決勝で牛島小に負けたのでリベンジを果たしたいですね。
キーになるのは、準々決勝と準決勝を行う1日2試合の日です。
そこまで行くのも大変なことですが、その壁を破りたいと思っています。


≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫