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~ スポーツ少年団の監督に聞く ~




築山野球スポーツ少年団(団員数11名)

監督 金子 昭博(かねこ あきひろ)47歳

秋田南中―金足農高
 

Q スポ少の指導歴は?
A 中通小、築山小、附属小と監督をやり、トータル15年です。
今は再度、築山小の監督をやっていて、6シーズン目を迎えます。

Q 指導するにあたって重要だと思っていることは?
A まずはチームに合った練習は何かを考えます。
特に冬の練習は、秋田市内では一番厳しいと思います。
陸上部よりも走らせます。
それは、体力がないと気力が無くなるので妥協は一切しません。
子供たちは全県出場を目指す目標を立てたのであれば、厳しい練習をしないと出られないからだと言い聞かせています。

Q 試合や練習で工夫をしていることは?
A 6年生がそろっているから強いチームとは限りません。
3年生でも4年生でも野球がわかっていれば強いチームとなります。
そのために、ルールの勉強会をやったり、ケースごとの動きなどノートに書かせて、学習してから練習をさせて覚えさています。
両親や用具に対する「感謝」については、口酸っぱく言っています。
バックやグローブの置き方から、グラウンド整備に至るまで、やらされているのではなく、野球をやらせてもらっている、感謝の気持ちを常に持つように指導しています。
その上で勝てば、あのチームだから勝てると言われるので、その部分は大事にしています。
試合では、練習でかなり走りこんでいるので、走塁には「力」を入れて取り組んでいます。
ただ、最近は他のチームの監督さんに(作戦面で)分かられてきているので、新たな取り組みも秘かに考えています。

Q チームまたは野球界の課題とその対策は?
A 野球がゴールデンタイムで放映されればありがたいですけど、日常生活の中で野球との関わりが希薄になっています。
それに輪をかけて親の問題もあり、子供を入団させるには、親まで口説かなければなりません。
子供と親に野球に対してどう興味を持ってもらうかが問題で、幼稚園生からの対策が急務と感じています。
親子でできる野球教室や幼稚園対抗野球大会などが、必要なのではないでしょうか。

Q 今年の目標は?
A  『全県大会 初戦突破』。
目標に関しては子供たちに考えさせました。
目標を全県大会出場とした年に、出場を決めたことで、目標の達成感が強すぎて、肝心の全県でモチベーションを上げることができなかった経験を踏まえ、最終的にこれに決めました。

≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫