中学までは投手。
秋田工高へ進学後は内野手に転向したが、思い描いたような活躍はできなった。
互大設備でも内野手として登録。
シーズン当初は内野手として試合に出場していたが、「(高校野球時代の)金属バットと(社会人野球の)木製バットとの違いに苦労していました」。
そんな矢先、突然の転機が訪れた。
2枚看板の次となる3枚目の投手育成を模索していた藤田千尋監督から、投手転向への打診があった。
「やります!」と即答した。
「ストレートはそんなに速くはないので、テンポと制球力で打たせてとる」ことが持ち味だと言う。
主にリーグ戦での登板が多かったが、東日本クラブカップ県予選の決勝戦が自信になったという。
ノースアジア大校友クとの試合、チームは序盤から失点を重ね、劣勢の展開でリリーフとして登板、チームが逆転したあとの6回から9回までは無失点の好救援をした。
「優勝投手になりました」。
その後もチームは東北クラブカップ優勝、北海道・東北地区クラブ交流大会ベスト4など、好成績を残していったが、自身は活躍することができなかった。
「まだまだ足りないものが多いです」と語る。
2年目の目標としてはチームの「クラブ選手権の全国大会出場」、個人としては「3本柱の一角を担うこと」。
そのために今冬は基礎体力の強化に重点を置いている。
「一番得意とするボールはアウトコース低めのストレートです。球威はもちろんですが、コントロールにも磨きをかけていきたいです」。
全体練習後もランニングや体幹トレーニングなど、個人練習も精力的にこなしている。
そして将来的には「エースとしてメットライフドームのマウンドに立ちたいです」。
≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫
~ profile ~
土田 一輝(つちだ かずき) 投手 19歳 秋田工高―互大設備ダイヤモンドクラブ |
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