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Q 野球をはじめたのはいつ?
A 中学校からです。
小学校の時はソフトボール部に所属していましたが、中学校にはソフトボール部がなかったので野球部に所属しました。
ソフトボールと野球ではボールの大きさの違いなどありましたが、ソフトボールのほうがバッテリー間の距離が近くてボールが速く感じていたので、逆に野球のほうがバッティング面などで自分に合っていると思いました。

Q 野球(ソフトボール)をはじめたきっかけは?
A 小学校に入った頃は、バスケットの練習をずっとしていてバスケット部に入るつもりでいたのですが、たまたまソフトボール部の先輩に誘われてそのまま小学校2年生の時にはじめました。
あのときに先輩から誘われていなかったら、今頃バスケットをやっていたかもしれないですね(笑)

Q 男子との差を埋めるために頑張ったことは?
A 冬期間の基礎練習は特に頑張りました。
全体練習のときは男子と同じメニューをこなし、家に帰ってからも、壁打ちやティーなど個人練習をたくさん頑張りました。
父とはたまにバッティングセンターに行ったりすることもあります。
兄も野球をやっているので、休みで帰省したときは練習に付き合ってもらったりします。  
男子との差は、中学校2年生の秋頃まではそれほど感じていなかったのですが、冬頃から感じるようになりました。  
怪我をしたりしていた時期だったので、その影響もあるかと思いますが…

Q 優勝したときの心境は?
A すごく嬉しかったです。  「絶対勝てる!優勝できる!」という自信が実はありました。

Q 周りの反応は?
A 「おめでとう」、「おめでとう」でした。(笑)  
父も母も喜んでくれていたし、取材も来たりして大変でした。  
友達も試合を見てくれていて、喜んでくれてとても嬉しかったです。

Q 野球をやっていてよかったと思うことは?
A 『努力していれば絶対に報われる』、目標を達成できることです。  
大変だと思ったことも特になく、野球部は女子も男子も関係なく皆仲が良くて、監督もコーチも平等に接してくれていました。  
野球が大好きなので、辞めたいと思ったことは一度もありません。

Q 野球の魅力は?
A ソフトボールは点の取り合いなのですが、野球は1点を取って1点を守って勝つので、そこが魅力です。

Q 憧れている野球選手は?
A 兵庫ディオーネの女子プロ野球選手、厚ヶ瀬 美姫選手です。  
厚ヶ瀬選手を目標に頑張っています。  
女子プロ野球の試合もよく観ています。  
テレビでは滅多にやらないのが残念ですが…。  
三浦 由美子選手という女子プロ野球選手が秋田から出ているんですよ。

Q お父さんに一言
A 練習に付き合ってくれてありがとう!(笑)

Q お母さんに一言
A いつもユニフォームの洗濯とかをしてくれてありがとう!

Q 今年の目標は?
A これから進学する神戸弘陵学園は2016年度の全国高等学校女子硬式野球選手権、全国女子硬式野球ユース選手権で優勝するなど、レベルがすごく高いチームなので、まずはベンチに入り、そしてスタメンを争えるように頑張りたいです。

Q 将来の夢は?
A 女子プロ野球選手です!!  
なかなかの狭き門ですが…頑張ります!

Q 秋田の女子野球への要望、思うこと
A 周りにも野球をやっている女の子の友達が結構いますが、もっと野球を続けられる環境が整っていたらいいなと思います。  
軟式には女子のチームもあるようですが、軟式でやっても、結局高校に行くと硬式になるので、硬式のチームがあればいいと思います。  
シニアにももっと入りやすい環境があればいいなと思います。

Q 好きな言葉は?
A 『我武者羅(がむしゃら)』です。  
昔から我武者羅にプレーするのが好きです。

Q 里菜さんにとって野球とは?
A 自分の1日の楽しみであり、自分の良いところを出せるものです。
野球をやっているときが一番楽しいです!
これからもずっと野球をやっていきたいです。

編集後記
 お父さんの工藤達也さんも、田代中学校で全県少年野球大会で優勝しており、父と娘で全県優勝という偉業を達成。
お母さんは心配しているみたいだが、本人は神戸に行くことに対して、不安はまったくなく、むしろ楽しみなようだ。
お兄さんは明桜高校で野球、妹は小学校でソフトボールをやっているスポーツ一家です。
神戸弘陵学園を選んだのは、いろいろな学校を見学したうえで、ここが一番自分に合っていると思ったからで、選手が楽しそうなのが特に印象的だったという。




≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫