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~ スポーツ少年団の監督に聞く ~




外旭川野球スポーツ少年団(団員数19名)

監督 大友 良平(おおとも りょうへい)43歳

外旭川中―秋田中央高
 

Q スポ少の指導歴は?
A コーチとして2年、監督に就任して今年が3年目です。

Q 指導するにあたって重要だと思っていることは?
A 技術面では守備と走塁を重要視しています。上のカテゴリーでも通用するように時間をかけて教えています。
また、選手たちの人間形成も重要なミッションだと思っています。
特に、あいさつと返事、用具を大切にすること、感謝すること、常に考えて行動することが重要だと思っています。
近い将来、教え子たちが甲子園を目指して“対決”するのを見たいですね。

Q 試合や練習で工夫をしていることは?
A 試合前にはグラウンド状況の確認を必ずします。
土や芝の状態、ベースの硬さや移動か固定かなどをチェックして選手たちに伝えます。
ケガの未然防止につながりますからね。
それと、疑問に思ったことは必ずノートに記入させるようにしています。
選手たちの理解度の確認にもなりますし、返事を書いたりもしますが、会話をすることによってコミュニケーションの向上にも役立てています。
また “エアーボール”と呼んでいますが、けん制や挟殺の動作を教えるためにボールを使わない練習も取り入れています。
ボールを使うと、投げること、捕ることに集中してしまうので、基本的な動きを覚えてもらうのには有効な練習方法だと思います。

Q チームまたは野球界の課題とその対策は?
A 少子化やスポーツの多様化により、団員の確保は大変ですね。
募集活動としては、体験練習会の開催、新しく入る選手たちの保護者の金銭的な負担を減らすために、グラブ、バット、ユニホームなどの“道具のリサイクル”も行っています。
また、選手たちによる清掃活動や地元の500歳野球チームとの世代間交流戦など、野球を通じて地域社会への貢献や、活性化にも取り組んでいます。
それが野球の普及活動にもつながってくると思います。

Q 今年の目標は?
A 選手たちの目標が「全県大会出場」なので、達成できるように一生懸命頑張りたいと思っています。


≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫