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Q  入学の経緯は?
A  自分が中学3年生のときの夏の大会で、能代松陽高と角館高の試合が終わったあとに能代松陽高の選手が大雨の中、応援に来てくれた方々に「ありがとうございました」と泣きながら挨拶している姿を見て、自分もこの学校で野球をやりたいと思いました。

Q  楽しかったこと、うれしかったことは?
A  2年夏、2年秋と角館高に負け続けていてすごく悔しくて、『次こそ絶対勝つ』と意気込んで挑んだ3年春の県大会準決勝で7回コールド7-0で勝てたことです。

Q  苦しかったこと、つらかったことは?
A  新チーム結成後は、なかなかチームがまとまりませんでした。
そんなときに5日くらいずっと走る練習がありました。
その練習が精神的にも体力的にも本当にきつくて、今思うとあの練習があったからチームが一つになったのかな、と感じています。

Q  自分が成長したと感じることは?
A  主将になったということもあり、発言力や周りに気を使う力、みんなの先頭に立って人を引っ張る力がついたと思います。

Q  感謝していること、感謝している人は?
A  家族に一番感謝しています。
高校野球をやっている期間、下宿生活をさせてくれたり、土日の練習試合や大会のときはお弁当を作って朝早くから応援に来てくれてうれしかったです。
家族がいたから野球を頑張ってこられました。

Q  座右の銘、好きな言葉は?
A  「気持ちで負けるな!!」です。
この言葉は小学生の野球をはじめたばかりのころ、当時の監督さんが言ってくれた一言です。
ずっと心に残っていて、今でも大切にしています。

Q  これからの目標や夢は?
A  これからは大学で野球をやりながら、小さいころから目標としていた”高校野球の監督”になるために勉強を頑張ります。
監督になったら、工藤明監督と対戦して勝てるようなチームをつくりたいです。

Q  一緒に頑張った仲間たちへのメッセージ
A  たくさん笑って、たくさん怒られて、たくさん悔しい思いをして、たくさん喜んだ高校野球をみんなとやれて本当に楽しかったです。
みんながいたから最後まで主将をやり通すことができたし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

Q  後輩たちへのメッセージ
A  後輩たちもついてきてくれてありがとう。
秋季東北大会でベスト4に入っていろんな経験をしたと思うから、それ以上の結果を出せるチームになるために冬の練習を目標をもってやり遂げ、また強くなった姿を見せてください。

Q  あなたにとって高校野球とは何だった?
A  高校野球とは、あらためて素直な気持ち、謙虚な姿勢、感謝する心が大切だ、ということです。
どんなに野球がうまくて強くても、態度が悪い選手はいい選手とは言えないと思います。
本当にいい選手は、周りから「活躍してほしい」と言われたり、球場で「頑張れ」と言われるような選手だと思います。
自分自身、最初は野球だけやっていればいいだろうと思い高校に入ったけれど、松陽野球部の先輩たちが、野球も一生懸命で、その他のことも一生懸命にやっている姿を見て、自分もこんな人になりたいと思って努力してきました。
まだまだ未熟な人間ですが、この期間ですごく成長できたと思います。
これから社会に出てからも、人から仕事を頼まれるような人間であり続けます。

≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫

~ profile ~

田村 慶太(たむら けいた)
秋田県秋田市出身
能代松陽高校3年