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Q  入学の経緯は?
A  2011年7月23日に行われた、第93回全国高校野球選手権秋田大会が印象に残っているからです。
秋田中央は決勝で能代商(現・能代松陽)と対戦し、3-6で負けましたが、中央ナインは最後まで諦めず粘りの野球を見せてくれました。
その試合を見て感動を覚え、高校受験時に野球のことをふと考えると、中央野球を思い出し、秋田中央に決めたことが入学に至りました。

Q  楽しかったこと、うれしかったことは?
A  やっぱり試合をすることが一番楽しいです。
特に県外のチームと練習試合を行うと、より自分たちが刺激を受けることができ、成長につながります。
今年の春には早実と練習試合を行うことができ、さまざまなことを学ぶことができ、とても楽しかったです。

Q  苦しかったこと、つらかったことは?
A  夏の大会直前で肘を故障してしまい、投げることが一切できなくなってしまったことです。
打撃の方はあまり影響がなかったんですが、守備の練習などでは、球出しなどの補助を積極的に行って、少しでもチームのために…と思い行動していました。

Q  自分が成長したと感じることは?
A  「気付く力」です。
私たちの活動の一つに、ごみ拾いがあります。
チームメイトがばらばらに散って、それぞれの五感を生かしてごみが落ちていることに気付くトレーニングです。
この気付く力が良くなると、主体的に行動する力などにつながってくるため、まず「気付く力」を成長させることを意識しました。

Q  感謝していること、感謝している人は?
A  自分たちを支えてくれた監督さんや部長の先生、外部コーチの方々です。
自分の高校野球3年間は毎年、首脳陣が代わりましたが、それでも自分を大きく成長するきっかけをたくさんつくっていただきました。
とても感謝の気持ちでいっぱいです!

Q  座右の銘、好きな言葉は?
A  「日進月歩」。
私は停滞することが嫌いで、常に少しでもいいから進み続けることを目標にしています。
日進月歩という言葉は、どんどん進歩するという意味なので。

Q  これからの目標や夢は?
A  私は就職を希望しているので、社会人野球という形で野球を続けていきたいです。
そのために、まずは木製バットに慣れることから始めたいです。
芯を外すと痛いので(笑)。
常に挑戦するということを忘れず、さまざまなことを学び、経験して、より一層活躍できるように頑張っていきたいです。

Q  一緒に頑張った仲間たちへのメッセージ
A  長いようで短かった3年間だったけど、とても充実した時間だったと思います。
これからも自分の力を信じてそれぞれの目標に向かって頑張り、またどこかで一緒に野球をしたいです。

Q  後輩たちへのメッセージ
A  「努力は必ず報われる」、という言葉がありますが、この気持ちでは駄目です。
報われるまで、努力することが大切なのです。
この言葉が少しでも部員の胸に届き、成長につながってくれれば幸いです。
良い結果が聞けることを期待しています。

Q  あなたにとって高校野球とは何だった?
A  野球の本当の姿を知ることができ、さらなるステージへとつなげることができる素晴らしいステージだと思います。
高校野球は、小・中の野球とは違い、バットは金属900g以上だったり、グローブの色や刺繍位置、バッティンググローブの色などの道具の規制が厳しいですが、だからこそみんなが同じ条件で真っ向勝負ができるという良さがあり、とても熱いスポーツだと感じています。
また、高校野球を通して技術以外でも行動性や自主性などで学ぶことができ、これらは、将来にもつながってくるとても大切なものです。
高校野球はこれらを学べるとても素晴らしい機会であり、自分もそのプレーヤーの一人として、競技できてとても楽しかったです。
ありがとうございました。

≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫


~ profile ~

安保 拓夢(あんぼ ひろむ)
秋田県秋田市出身
秋田中央高校3年